発表会運営のポリシー

公演でもコンクールでもなく、家族やお友達に向けての「発表会」。

小さなコミュニティで行われる舞台を、丁寧に作ります。

 

「バレエの発表会は一人10万円近くかかる」と言われます。確かに豪華な衣装を揃え、プロのゲストダンサーを呼び、舞台装置を整え、大きな舞台で踊るとなれば、それくらいかかるのも納得です。

ただ「本当はバレエを続けたかったけど、発表会が高いから辞めた」「妹もやらせたかったけど、発表会が高いから諦めた」等の声を聞くことがあります。

踊りたいのに踊れない人がいるのは、私にとって一番悲しいことです。

安ければ良いとは思いませんが、発表会の予算というのは青天井です。一世帯に何人も出演者がいても、無理なく出演できるのが理想と考えます。

発表会を何のために行うのか。生徒さんの技術面や精神面での成長のチャンスになること。そして本番を見に来てくれたご家族やお友達に楽しんでもらえること。発表会は公演やコンクールとは違い、ご家族やお友達といった小さなコミュニティの笑顔のためにあると思います。

私たちの発表会では予算面で様々な工夫を凝らし、お客さんに楽しんでいただける質を維持しつつ、ポジティブなコストカットを行っています。

 

私の母は、発表会で私の踊りを客席から見たことがほとんどないと言っていました。保護者として役員の仕事が多く、楽屋やロビーを行き来していたのです。

一番客席から見たいはずのお母さんが、舞台袖やロビーのテレビなどで我が子の晴れ姿を見ることになってしまう状況は悲しいです。

まだ小さい生徒さんは舞台裏での面倒もあるかと思いますし、発表会の運営にあたって保護者の方にお仕事をお願いすることは必須ではあります。ただ、着替えなど楽屋の面倒は年長の生徒さんが見るなどして、保護者の方ができる限り客席から舞台を見られる状況を目指します。

 

発表会の楽しみと言えば衣装です。

ただ、例えばヒップホップやストリートダンスなら、本番後に普段着としても使えるようなものを衣装として使えますが、バレエはそうもいきません。

衣装はレンタルか買い取りが一般的ですが、私たちは創作を含む「モダンバレエ」の教室でレンタルもほとんどなく、衣装をゼロから作ったり買ったりすることがほとんどです。

そこで、教室で制作した衣装を外部の方にも使っていただけるようなレンタルプロジェクトを立ち上げました。

「衣装をレンタルしたいけど、希望の衣装が見つからない」「衣装を買い取ったけど、持っていても困る…」という方の力になれたらと思います。そして将来的には、もっと多くの教室が手持ちの衣装を貸し合えるようになったらと思っています。そんな気持ちを込めて、「share(共有する)」という言葉を使った「sharella(シェアラ)」という名前にしました。

 

作品や衣装などのアイディアをはじめ、パンフレットのカットイラスト、看板製作など、子供たちの創作を積極的に取り入れます。

 

発表会写真ギャラリー