2021年・三鷹発表会の香盤が発表され、『不思議の国のアリス』の振り入れが始まっています。
新型コロナウイルスの影響も先が見通せない状況の中、万が一また休講になってしまっても大丈夫なように、早めの振り入れ・衣装作りを行っています。
おうちやレッスン前の早出、レッスン後の居残りで自主練をしている生徒さんも多く、振り入れは概ね順調です。ご家族のご協力に感謝します。すてきな舞台になるように、皆で頑張りましょう!
『不思議の国のアリス』の音源について、「自分の踊りは何という曲なの?」という質問が多いので、使用している曲についてご紹介します(*´エ`*)
1、アリスの庭……『クープランの墓』
『ボレロ』でも有名なラヴェル(モーリス・ラヴェル)作曲の、『クープランの墓』という曲です。
第一次世界大戦で犠牲になったラヴェルの知人たちを追悼する曲と言われています。
アリスのソロと、うさぎの登場という大事なシーンです。大きな舞台空間の中に一人。客席を惹きつける存在感が必要です。
2、うさぎを追いかける……『utopia』
ビョークの『ユートピア』という曲。ビョークの歌が入る前の前奏部分を使用しています。
「追いかける」シーンですが、あえてスローモーションで時が流れていくような展開にしています。
ゆっくり踊るのは、速く踊るのよりずっと難しいよね!
3、不思議の森……『Strange Forest』
Orentというアーティストの『Strange Forest』という曲。Spotifyで偶然見つけた曲ですが、まさに「不思議の森」のシーンにぴったりです。
新小学二年生から大人までの大群舞です。てんやわんやの振り入れですが、②のビョークのPVのようなシーンを目指しています。
4、ディーとダム……『Excusez-Moi』
Triciclo Circus Bandの『Excusez-Moi』という曲です。Excusez-Moiは「Excuse me」をフランス語にした言葉です。
コミカルなキャラクターのディーとダム。双子のような息の合ったぴったりのダンスを期待しています!
5、コーカスレース……『John and Barry』
Artlistという世界のアーティストが音源を提供しているサイトで見つけた、『John and Barry』という曲です。
Artlistはライセンス契約をすれば全音源が著作権フリーでダウンロードでき、高品質な音楽が揃っているので愛用しています。
(※一般アーティストの曲なのでYoutube見つからずでした…)
鳥とも獣ともつかない不思議な生き物が、濡れてしまった体を乾かすために円になって走り続ける……というシーンです。
体が乾くように大きく踊ろう!
6、オイスターダンス……『Breakfast Machine 』
映画『ピーウィーの大冒険』で使用されている、『Breakfast Machine』という曲です。
『ピーウィーの大冒険』は、『アリス・イン・ワンダーランド』でも有名なティム・バートンが若い頃に監督した映画です。
↓1分14秒くらいから音楽が始まります。
レストランに出荷されていくオイスターたち。それなのに、一家でレストランに食事をしに行くようなフォーマルな感じを目指しています。
7、チシャ猫……『Looking for Treasures』
こちらもコーカスレースと同様、Artlistで見つけた『Looking for Treasures』という曲です。
(※こちらもYoutube見つからずでした…)
姉妹のデュオ。おうちでの練習の成果を期待しています!
8、ティーパーティー……『魔導士ケフカ』
ゲーム『ファイナルファンタジー』で使用されている『魔導士ケフカ』という曲です。「ゲーム音楽のベートーベン」とも呼ばれる植松伸夫作曲です。
踊りではブラスバンドアレンジの曲を使っていますが、元の曲は昭和のゲーム感あります。
大人の群舞!迫力あるシーンを期待。ネオンがきらめくティーパーティーのようなイメージで作っていこうかと思っています…
9、いもむしと歌う花たち……『Kinderlied』
Triciclo Circus Bandの『Kinderlied』という曲です。「kinderlied」とは「童謡」という意味で、ドイツ語で歌われています。
アリスを「ハートの女王」の城に導くシーン。可愛いお花の踊りですが、クライマックスに向けての大事なシーンです。
10、トランプ兵……『剣の舞』
耳なじみのある人も多い『剣の舞』。ハチャトリアンがバレエ『ガイーヌ』のために作った曲です。
大人と小学生交えての群舞。フォーメーションが鍵です。
上手なお姉さんの胸を借りて、格好いいシーンにしよう!