ご希望をいただいたメンバーで、zoomを使ってコラージュのワークショップをしました!
私もコラージュにはまって十数年…ずっと作品を作ってきましたが、年中さんからお母さんまで、広い世代の方と一緒に作品作りができてとても刺激的でしたし、ますますコラージュが好きになりました。
コラージュは「じょうずに作る」ことが目的ではなく、直感に従って楽しく作っていきます。今回初めてワークショップをさせていただいたことで私もアテンドの様子が少しつかめましたので、ご希望の方はいつでもお声がけください♪
少人数のほうが良いので、zoomの場合は一回最大3世帯までにさせてください。
ワークショップの流れ
●事前に準備していただくもの
①素材
切り抜いても良い本や雑誌などを準備します。読み終わった古雑誌でも良いですし、チラシなども使えます。必要なら古本屋さんで買ったり、プリントアウトやコピーでもOKです。
素材はできるだけ多いほうが良いです。雑誌なら、2冊以上が目安です。ファッション誌と昆虫図鑑など、ジャンルの違うものを準備すると面白いです。
②台紙
切り抜いたものを貼り付ける土台を準備します。コピー用紙や折り紙でもOKですし、色々な色の画用紙があるとベストです。
海や山など自然の風景や夜景などの写真を背景にしても面白いです。
③ハサミ
素材を切り抜くハサミを準備します。普通のハサミで大丈夫です。カッターもあると便利です。ハマってくると精密カッターを買います。
●作業開始
①素材をカットする
準備した雑誌などを切り抜いていきます。あまりゴールを考えず、何となく好きだな~、イイな~と思うものをカットしていきます。
最初から丁寧にカットすると大変なので(使わないかもしれないし)、ざっくりとカットしていくのでOKです。
②使う素材をきれいにカットする
これを使おうかな、という素材を丁寧にカットします。ハサミを動かすのではなく、紙のほうをくるくる回してカットするのがポイントです。
③素材を並べる
カットした素材を台紙に並べていきます。基本的に「自由」ですが、もし「自由と言われてもわからない…」という方は、
- 色の同じ素材を使ってみる
- へんてこな生き物を作る
- ストーリーを作って、夢の中のシーンのような景色を作る
などを参考に作業してみます。
必要になったら、また素材の切り抜きをします。
④のり付けする
配置が決まったら、のり付けをしていきます。最初からぺったりと貼ってしまうと剥がせなくなるので、最初は端だけ仮止めして、決定したらしっかりと貼っていくのがおすすめです。
⑤完成したものを味わう
完成した作品を眺めて、ストーリーを考えて楽しんだりします。額装すると一気にアート感が出ます。100均の額でもいい感じです。
作品をご紹介♡
●Aちゃん(年中さん)
お姉ちゃんがやっているところに合流。折り紙を土台に、集中してたくさんの可愛い作品を作りました!最初はお姉ちゃんに素材をカットしてもらっていましたが、後半は自分でカットにもチャレンジ。
三鷹台幼稚園でも、おそらく年長さんですがコラージュを作っているのを見かけたことがあります。コラージュは小さなお子さんでも楽しめます!
●Yちゃん(中学二年生)
ストーリーを感じる素材の配置がとても魅力的です。靴から足が生えていたり、足の関節に目が生えていたり、想像力のポテンシャルを感じます!
唇や脚など、同じ種類の素材を大量に並べている点が、懇々とした集中力を感じてとても素敵です。二枚目は2000年代J-popのCDジャケットのようで、世代的に私はすごくときめきます。
●Kちゃん(中学一年生)
新たな才能がスパークしているKちゃん。鋭い色彩感覚とストーリー構成です。どんどん想像が広がる作品で、柔軟かつ整理されたデザイン感覚を感じます。
小さなものが好きなKちゃんだからこその、繊細な素材のカットがとても効いています。素材を細かく丁寧にカットすることで、他の素材との親和性が増して、突飛な配置であっても画面に不思議な落ち着きが出ています。
●Kさん(お母さん)
お酒が好きなKさんの一作目はワインです(私も好きですよ♥)!天地がはっきりしてしまったと仰っていましたが、猫と毬の流れるような動きはとてもきれいだと思います。ワインが下に向かって滴っていくようです。
重力を感じる配置が効いていると思いますし、画面が下に引っ張られていく感じは少し憂鬱で私は好きです。バレリーナの上に向かう矢印が、画面にバランスを生んでいます。
二枚目は「地球はひとつ」のようなレイアウトが面白いです。ブロッコリー可愛い。
●まりこ
皆には「上手に作ろうとしなくていいのよ!」と言っておきながら、すっかり上手に作ろうとしている感じで、「大人になっちまった」感がします。
みんなの作品を見て、コラージュを初めて作った時の楽しさに立ち戻ろうと思いました。
いつでもワークショップ開催します♡
コラージュは振付と似ています。
素材を生かしながら、時に大胆に、時にバランスを取りながらシーンを作っていく作業です。
私にとっては良い舞台を作るためにコラージュはなくてはならないもので、踊る前のストレッチやバーレッスン、はたまたミシンの直線縫いと同じで、常にアイドリングしているものです。
いつでもワークショップを開催できますので、ご興味のある方はお声がけください♡